準2級 表計算(Excel)
1.表計算ソフトの操作ができる
2. ユーザー定義の表示形式を設定できる
今回は、「2. ユーザー定義の表示形式を設定できる」を解説していきます。
まず、ユーザー定義を設定するための「セルの書式設定」ダイアログボックスを表示するための操作を確認します。
まず、簡単な方法が、メニューバーの中の「HOME」タブにある「数値」グループの右下隅の「□」ボタンをクリックします。
これで、「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示されます。
もう一つが、同じく「数値」グループのリストボックスの右側の「▼」をクリックします。そうすると、下図のようにプルダウンメニューが表示されます。その一番下の「その他の表示形式」を選択してクリックすると、「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示されます。
もう一つ、紹介しておきます。設定したいセルを選択してから、「右クリック」して、サブメニューを表示させます。
その中に「セルの書式設定」があります。
いずれの方法でも良いので、「セルの書式設定」ダイアログボックスを表示させてから、設定していきます。
このダイアログボックスには、「表示形式」「配置」「フォント」「罫線」「塗りつぶし」「保護」と多くのタブがあります。
他の所でもよく使うことがわかると思います。
ここで、「ユーザー定義」をクリックして、問題の指示通りの設定をしていきます。
「ユーザー定義」をクリックすると、右側の表示内容が変化します。
特に大切なのが、「サンプル」と「種類」です。対象のセルに入力されている数値・文字列の状態に応じて、この「サンプル」と「種類」が変化します。うっかり、「種類」をリストから探そうとすると、指示通りの設定が見つからないばかりか、元の状態に戻すのが難しくなります。
P検で、過去に出題された内容では、リストから選ぶということは、見たことがありません。
そこで、「リストから選ぶのではなく、自分で設定する」と考えておいてください。
では、具体的な問題で、設定方法を確認していきましょう。
問 セル[C6:E17]に「○○枚」と表示されるように表示形式を設定する (「」は不要)
解答には、「#”枚”」を入力するように指示がされていますが、直前の表示形式が「0_ 」なので、「0”枚”」でも構いません。
また、実際に入力するとわかるのですが、「0枚」としても同じように表示されます。
正式には、”枚”とすべきです。Microsoft のサイトでも、ダブルクォーテーション(”)で囲むように説明しています。
「0」と「#」の違いは、その桁に必ず0を表示するのか、必要がない時は、空白にするかの違いです。
「_」(半角のアンダーバー)は、空白を半角分空けるためのものです。
ですから、数字と「枚」の間に空白がない「完成イメージ」に合わせると「_」(半角のアンダーバー)は、削除しないといけません。
実際に、削除しないと間違いと判定されるようです。
細かいことですが、これを見落とすと折角正しい操作を知っているのにも関わらず、間違いと判定されるということです。
そして、注意してほしいのは、模擬試験やアプリの試験では、どこを間違えたかは教えてもらえないということです。
もう一つの出題形式が、次のような形式です。
問 セル[B1]の表示形式を「2012年04月01日」形式に設定する
こちらは、次のように表示形式を設定するだけです。
「yyyy”年”m”月”d”日”」⇒「yyyy”年”mm”月”dd”日”」
「y」が年、「m」が月、「d」が日を表していることに注意すれば、すぐに予想がつくと思います。
次回は、「3.条件付き書式の機能と特徴の説明ができる」について解説していきます。