P検 3級の模擬試験のExcelで、よく間違えるのが、次の10項目です。

      1. 入力規則が設定できる(数値・文字列・日付や時刻)
      2. グラフの種類を変更できる
      3. グラフの書式設定ができる(プロットエリア、グラフエリア)
      4. 平均値を求める関数を使用した計算式の作成ができる
      5. データの個数を求める関数を使用した計算式の作成ができる
      6. 絶対参照を使用した計算式の作成ができる
      7. ヘッダーやフッターのページ番号やファイル名の設定ができる
      8. ヘッダーやフッターの任意文字列の設定ができる
      9. ページ余白を設定できる
      10. 改ページプレビューを利用して設定ができる

今回は、「2.グラフの種類を変更できる」について、解説していきます。

メニューの中の「挿入」タブから、「グラフ」グループの中のグラフの種類ごとのボタンをクリックすることにより、グラフを作成できます。

ただ、表のデータの選択方法など、注意が必要です。これらの注意事項は、また、別のOnePointで紹介します。

ここでは、グラフが完成している状態での変更の方法等を解説していきます。

挿入されたグラフを選択すると、メニューの中に「グラフツール」タブが現れます。このタブの中には、「デザイン」と「書式」のタブがあり、細かな設定ができるようになっています。

Excelにおいて、「書式」とは、「データの表示形式」「セル内の文字の配置」「フォントの種類やサイズ」「罫線や塗りつぶしなどの設定」などのどのように見せるのか」という設定のことをいいます。

では、「デザイン」は、どうでしょうか?次のように、グループとボタンに分かれています。

    1. グラフのレイアウト
      • グラフ要素を追加
      • クイックレイアウト
    2. グラフスタイル
      • 色の変更
      • その他(スタイルの選択)
    3. データ
      • 行/列の切り換え
    4. 種類
      • グラフの種類の変更
    5. 場所
      • グラフの移動

こちらも見え方に大きく影響を与える内容ですね。ざっくりと言うと、「全体的に大きく変化する」ということです。

以上より、

全体的な変化・・・デザイン

部分的な変化・・・書式

と考えてよさそうです。

p検の問題の形式を考えると、グラフの種類を間違えないようにしっかりと確認して、グラフを選ぶようにしてください。例えば、「折れ線グラフ」なのか、「マーカー付き折れ線グラフ」なのか、というように、少しの違いでも、間違いとなってしまいます。

グラフの絵の上で、マースカーソルを暫く置いておくと、グラフの説明が出てきます。指示通りか、どうかを、慌てずに、しっかり確認してから選択してください。

マーカー付き折れ線グラフ

マーカー付き折れ線グラフ

次回は、「3.グラフの書式設定ができる(プロットエリア、グラフエリア)」について、解説していきます。