3.受験勉強

タイピングの合格が最低必要!

 まず、注意しないといけないのが、タイピングです。これは、足切りになります。つまり、タイプが合格していなければ、他の試験がすべて満点でも不合格になるということです。 でも、安心してください。タイピングは、単独で事前に受験することができます。しかも、無料ですので、しっかり練習して、基準を満たしたと思えば受験してください。不合格になっても、また、受験できます。しかも、1日に何回受験しても構いません。学校で、受験する場合は、担当の先生の都合もありますので、その辺りは、事前に確認を取ってから受験するようにしてください。 普段の練習には、公式サイトにあるタイピングテストが本番と同じ形式なので、それで練習するのが一番いいです。

 次に、一般知識とプロフィシエンシーですが、これは、ドリルなどのテキストや模擬試験を利用して繰り返し、解いてください。基本的に、模擬試験と同じような形式で出題されますので、テキストの内容を一字一句間違えずに覚えようとする必要はありません。基本的な用語に関しては、しっかりと理解しておくように注意してください。 プロフィシエンシーは、少し変わった形式なので何度か解いて慣れておく必要があります。特に、フローチャートについては、見慣れておく必要があります。 これも、それぞれの分野で足切りがありますが、ほとんど気にしなくていいと思います。というのも、足切りになるような科目が多いと、全体としての点数が基準に満たなくなってしまうことが多いからです。

P検アプリは、受検すべき!

 最後に、実技試験(ワープロ・表計算)ですが、P検では、これをアプリと呼んでいます。これは、準2級・3級・4級に関しては、本試験とは独立して、タイピングテストと同じように事前に受験することができます。しかし、タイピングテストとは違い、有料です。でも、学生(中学生・高校生)の場合は200円で受験できるので、準2級を受験する場合は、積極的に活用すべきです。アプリ(実技試験)は、ワープロを3回、表計算を3回受験することができます。しかも、1日にワープロだけとか、表計算だけとかというように分けて受験することも、同時にワープロと表計算を同時に受験することもできます。ただし、1日に受験できるのは、1回だけなので、その日にどのように受験するのかをしっかり計画しておく必要があります。また、試験結果は、最高点のみが利用されます。

 つまり、タイピングテストとは異なり、合格しただけでは不十分です。できるだけ高得点で合格しておくことが大切です。できれば、ワープロも表計算も、いずれも100点満点での合格を目指してください。 更に、このアプリは、何度チャレンジしてもいいです。つまり、ワープロ・表計算のそれぞれ3回の受検で合格できなければ、さらに追加受験ができます。ただし、費用はまた掛かりますが、本番の試験に比べれば安いので、追加受験もありです。(事前の受検以外に、本番でもう一度アプリは受験できます。でも、リスキーなので避けた方がいいかも。更に再チャレンジもありますが、・・・。) 試験内容は、模擬試験とほぼ同じなので、模擬試験でしっかりと練習してください。模擬試験は、複数回あります。内容が似通っていますが、すべて、繰り返し練習することが大切です。ただ、実技試験は、間違えた問題は判定結果に出ませんので、注意が必要です。間違えたと思う問題だけを解いて判定することを繰り返さないと満点が取れないかもしれません。解答はありますから、それを覚えてしまってもいいです。

 以上をまとめると、

    • タイピングテストは、早い段階で合格を目指して練習する 自信ができれば、すぐにチャレンジする。【無料です】 1度の合格で、十分で得点は関係ありません。 練習ソフトは、公式サイトからダウンロード(ダウンロード版)して利用する。
    • タイピングテストの練習と並行して、公式のドリル・ダウンロードした模擬試験を利用して、一般知識・プロフィシエンシーを練習する。 これは、本番1回だけの試験になるので、苦手な分野を作らないように、全体的にまんべんなく学習を進めてください。
    • アプリを事前に受験して、高得点での合格を目指す。
    • 本番前には、模擬試験で十分な練習をしておく。 アプリが合格しておれば、一般知識・プロフィシエンシーのみで結構です。

目次

  1.受験について

  2.受験対策

  3.受験勉強

  4.受験の流れ