GIGAスクール構想とは、2019年12月に文部科学省から発表されたプロジェクトです。
小学校・中学校の児童生徒1人1台コンピュータの実現を目指したプロジェクトです。

これが、今回の新型コロナウイルスの影響で、前倒しとなり、今年度中に実現しようとしています。

しかし、文科省の予算は、2/3が国が負担することになっているので、各自治体が残りの1/3を捻出しないといけないわけです。国と違って、新型コロナウイルス対策で、ほとんどの自治体が予備費がない状態だと思われます。その中で、文科省が今年度中に実現するといっても、到底予算の準備などできるはずがありません。

また、国はハードウェアに対しては予算化するのですが、ソフトウェア・セキュリティに関しては、各自治体や個人に負担させることが多いです。今回も、wi-fiの費用をどうするのかとか、ディジタル教科書の費用をどうするのかとか、課題は山積みだと思います。

義務教育なので、紙の教科書は無償なのですが、デジタル教科書は無償の対象外になっています。現在検討中のようです。

高等学校においては、無償の対象になっていないので、GIGAスクール構想においても、一人1台ではなく、学年に1クラス分を配置する予定のようです。こちらは、タブレットになるようです。来年度の入学生から、入学時に購入させる計画の地方自治体にもあるようです。